自分のことでやらなければならないことと、依頼されてやらなければならないことが衝突してコンフューズしていた。
明日も早起きできなくて、明日が今日の二の舞になって、あっという間に日付が変わったら…どうしようどうしようあわわわわ
一旦落ち着こうと思って部屋の照明を暗くして、とりあえず本でも読んで落ち着こうと思って(本当はもう寝た方がいいんだけど)村上春樹の「夜のくもざる」の続きを読んだ。
もう何年も前に、たぶん10年はまだ経ってないと思うけど、だいぶ前に読んだことがあった。もしょもしょとかインド屋さんが今でも印象に残ってて、めっちゃ面白かった記憶がある。最近ふとしたきっかけで思い出して久しぶりに読んでみたのだ。
そしたら、驚くほどつまらなかった。一体これは…?というくらいつまらなかった。
冒頭のホルン吹きからして白けてしまって、昔の私は何をもってこの短編集をそんなに面白く思ったんだろう??といった感じだった。
(でもグッド・ニュースは今読んでも面白い)
最近うっかり人に猛プッシュしちゃったことを後悔しながら読み進めていたら、「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」という話に行き当たった。
いいところを抜粋して載せたいくらいなんだけれど、いかんせん全文が短すぎるのでそこからまた抜き取るのが難しい。
平たく言えば、女の子が男の子に「私のことどれくらい好き?」と訊いて、男の子が「夜中の汽笛くらい」と答えてその例えの詳細を説明するというストーリー(?)だ。
これがね。。。
ものすごくいいたとえなんですよね。
感動しました。
たった5ページで人を感動させられるとは…
「私のことどれくらい好き?」といえば、同じ村上春樹だとノルウェイの森で緑が主人公にこの質問をして、「世界中の森の木が全部倒れるくらい」とか「山が崩れて海が干上がるくらい」とか、「春の子熊くらい」(これがまた説明が長い)と答えるシーンが連想されます。
でも、「夜中の汽笛くらい」には勝てない。何者も勝てやしない。そんな感じ。
もう読み終わってすぐブログに書かなきゃと思ってパソコンをつけたら、奇跡的にさっき使ったときシャットダウンしてなくて休止になってた。きっと神の思し召しであろう。